働き方4.0とは

働き方と時代背景-働き方4.0時代へ

日本を取り巻く情勢や経済の発展は人々の働き方に多大な影響を及ぼしてきました。
時代背景、世代ごとの仕事への姿勢、仕事の捉え方は時代によって変化しています。

近年、緩やかな景気回復が見込まれる中、がむしゃらに働く風潮は廃れ、人々の関心はワークライフバランスへとシフトしています。

そのような働き方が、戦後どのように変化してきたかを年表に整理してみました。

年表はこちら

workstyle.pdf[178kb]

~労働者の変遷と働き方の歴史~

働き方1.0

概略
戦後日本の高度経済成長を支えてきた、年功序列・終身雇用を前提として、会社や組織と一体となって戦う働き方。
朝から夜遅くまで働くことが当たり前になり 「頑張れば豊かになれる」という風潮が強い、いわゆるモーレツ主義。
時代背景
「高度経済成長期」(1960~1973)
戦後、急激に経済成長を遂げた時期。
「安定成長期」(1974~1985)
オイルショックを受け、経済成長率が低下するも、安定的に経済は成長。
日本企業の国際的価値が上昇し、「ジャパンアズナンバーワン」と評された。
ステータスシンボル
「三種の神器」や「3C(カラーテレビ、クーラー、自動車)」などのシンボルを始め、みんなが持っているものを持つことがステータスに。
世代
「団塊の世代 」(1947~1949生)
親世代は生活の余裕がなく、仕事は生きるための手段、会社から与えられるもの。
市場開拓してきたという自負がある。
「しらけ世代・新人類」(1950~1964生)
オイルショックや学生運動の下火を受け、政治的無関心が広まった世代。日本企業の国際的地位の高まりにより、仕事量が増加。段取りよく仕事を回すことが優秀とされた。

働き方2.0

概略
バブル経済期の人手不足による売り手市場時代に注目された、フリーター、フリーランス、SOHOといった必ずしも組織に属さない働き方。男女雇用機会均等法や「職業選択の自由」といった言葉が後押し。
時代背景
「バブル経済期」(1986~1990)
既存ビジネスがうまく回らなくなる一方、新規ビジネスを始める機運が旺盛。
採用は売り手市場。
男女雇用機会均等法が導入された。
ステータスシンボル
車や時計、バッグ、不動産などの高級商品がシンボルとなり、人と違ったものを所有し見せびらかすことがステータスに。
世代
「バブル世代」(1965~1969生)
「仕事は会社から与えられるものではなく、自分で生み出すもの」という考えが広まりだす。仕事そのものが目的化し始めた世代。

働き方3.0

概略
バブル景気崩壊後、個人のブランドや能力に磨きをかけ、成果を出すことでワークスタイルに自由を求める働き方。いわゆる成果主義、実力主義。インターネットの普及により、喫茶店や自宅など場所にとらわれずに働くノマドワーカーが流行。一方、就職氷河期の到来で、やむを得ずフリーターとして働く若者も増加。
時代背景
「低成長期」(1991~2011)
バブル景気崩壊により、土地価格が大幅に下落。経営不振により倒産やリストラが相次ぎ、採用は就職氷河期と言われるほど厳しくなる。
さらに、リーマンショックをきっかけとする世界同時不況も伴って、「失われた20年」と呼ばれる。
年功序列や終身雇用といった従来の働き方が見直され、成果主義や実力主義を重視する企業が増加。
ステータスシンボル
ヒルズ族のように働いている場所であったり、自分がどれほど忙しいかをアピールするなど仕事が環境がステータスシンボルに。
消費については、みんなと同じ低価格の規格商品を同調消費する一方、本当に価値があるものにはお金を出し、その情報を共有することがステータスに。
世代
「団塊ジュニア世代」(1970~1984生)
バブル崩壊を目の当たりにし、普通に働くだけでは安泰ではないと感じている。自身の社会的価値を高めることに積極的で、プロフェッショナル志向が高い世代。

働き方4.0

概略
プライベート時間を軸にして働き時間を考える働き方。待機児童の増加や介護人財不足が社会問題にまで発展し、仕事中心の生活が困難になっていることも要因のひとつ。
またプライベートを優先する考え方の若者が増加。
時代背景
「アベノミクス景気」(2012~)
景気の低迷を受け、政府はアベノミクスと呼ばれる景気刺激策を継続的に実施。好調な経済指標が発表される。
2017年から本格始動した『働き方改革』が様々な議論を呼んでいる。
ステータスシンボル
他人に自慢することを前提とせず、旅行や家族との時間、趣味、社会活動など、本当に自分がやりたいことを実現体験することがステータスシンボルに。
世代
「ゆとり世代」(1987~2004生)
地位や年収といった外的要因ではなく、自分自身が充実することを重視。社会貢献志向が強い一方、企業の中でやりたいことが見いだせないという一面も。ワークライフバランスを重視する傾向が強い。
「さとり世代」(1990年代生)
幼いころからネットやパソコンに触れているため、取捨選択能力に優れ、コスト意識も高い。 仕事に対する意欲が低下する傾向もみられる。

※当委員会が時代の流れを客観的にまとめたもので、
特定の団体や思想、考え方などを評価したり批判したりするものではありません。