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株主・投資家の皆様へ

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ホタルクスの商品開発力・生産技術力・
品質管理力が新たなシナジーを生む

代表取締役社長執行役員 宮城 力 と 株式会社ホタルクス 代表取締役 社長 山村 修史
代表取締役 社長執行役員
宮城 力
株式会社ホタルクス
代表取締役 社長
山村 修史

製造請負・製造派遣事業の不振によりグループ連結業績は増収減益の結果に

Presenter
第32期(2024年3月期)における事業の概況をご報告願います。
宮城
宮城
まず、当社グループの中核であるマニュファクチャリングサポート事業は、製造請負・製造派遣、機電系技術者派遣および修理サービスを展開しております。その中でも基幹事業である製造請負・製造派遣事業が、前期と比べ大幅な減収減益となりました。その主な要因は、コロナ禍以降の世界的な経済・産業界の混乱の中で、多くの分野で一時、材料や部品の入手が非常に困難となり、発注できる時にまとめて発注するという状況にありました。しかし、混乱にも一服感がでてきた2022年末頃から、一転して余剰在庫の整理が必要となり、顧客企業においても減産など生産計画の見直しが発生したことで、当社にとっては労働時間の短縮、待機人員の増加が収益を大きく圧迫いたしました。
 しかし、当社グループの事業ポートフォリオ戦略の中で、新たな事業の柱を目指し注力してきた機電系技術者派遣事業は二桁成長し、修理サービス事業においても新規顧客の開拓が堅調に進み、大手企業の案件を獲得するなど今後の成長への道筋が見えてまいりました。また、今後大きく需要拡大が見込まれるEMS事業においては、これまでの受託製造と電子部品卸売事業に加え、2023年12月、照明器具メーカーである株式会社ホタルクスが新たにグループの一員になり、大きく事業・技術のすそ野が広がりました。
 昨年の12月にグループ会社化したため、ホタルクスの業績のEMS事業への寄与は本年1月から3月までとなりましたが、セグメント業績は大幅な増収増益となりました。EMS事業の強化への取り組みとして、単品の営業提案からユニット型の営業提案への切り替えに注力してきた成果が出てきており、将来へ向けてさらなる成長の手応えを感じております。建設系技術者派遣事業を営むコンストラクションサポート事業につきましては、二桁の売上伸長と増益で順調に推移しております。また、IT技術者派遣事業を展開するITサポート事業も、増収増益で順調に推移しました。第32期は自律的に成長が図れる体制づくりに注力し、コンスタントに高い成長が見込まれる市場に対しその準備が整ったと見ており、今後、さらに加速した活動に努めてまいります。
 グループ全体の連結業績につきましては、基幹事業の製造請負・製造派遣事業が不振であったため、売上高は増収ながらも営業利益が大幅減となりました。M&Aならびに各事業での取り組みにおいて一定の成果を上げることができたものの、結果として非常に厳しい1年となりました。
 最重要事項と位置付けている株主様への還元につきましては、安定配当の方針のもと、期末配当を1株当たり20円とさせていただきました。

バランスの良い収益構造と安定した経営体制の構築へ向け一歩前進

Presenter
ホタルクスが一員になったことでウイルテックグループはどのように進化していきますか。
山村
ホタルクスはそのルーツをたどると、1950年に日本電気株式会社ラジオ事業部において蛍光ランプの試作からスタートし、2000年にNECライティング株式会社として分社独立。2019年に株式会社ホタルクスを設立し、これまで70余年の間、照明器具のみならず「光」に関するソリューションの提供を行ってまいりました。主な事業としては、「蛍光ランプの製造・販売事業」「シーリングライトなどの住宅照明の製造・販売事業」「オフィス・工場・商業施設等の非住宅向け照明の製造・販売事業」「様々な光の波長を活用した商品開発や顧客に対するソリューションを提供する新規事業」があります。
宮城
グループ体制による経営と成長を推し進める上で、ホタルクスが有するメーカーとしての商品開発力、生産技術力、品質管理力などのノウハウが加わることや、照明器具の製造・販売事業などの新たな事業領域へ展開することにより、バランスの良い収益構造を構築するとともに、事業の多角化による経営の安定化が図れる体制に大きく歩みを進めたと言えます。また、グループ会社間、事業間のシナジーによる新たなビジネス機会を創出していく可能性も広がりました。
山村
山村
ホタルクスは4つの経営課題を掲げ、成長に向けて邁進しております。1つ目は住宅向け照明器具に関して、価格競争に巻き込まれない付加価値製品の開発と、販売網におけるネット通販等のEC(電子商取引)への参入です。2つ目は電車・バスの車両内、冷凍ショーケース・自動販売機等の機器への光源の組込みといった非住宅向けBtoBビジネス領域での展開です。また、半導体工場で使用する特殊な照明も手掛けており、グループシナジーの創出が期待できる分野でもあります。3つ目として、2027年を最終年として国際的に製造が禁止される従来型の蛍光管の製造・販売事業につきましては、それまでの間に生産量と利益をしっかり確保していくとともに、EMS事業の領域も含めた新たな生産活動の構築を掲げております。4つ目はネットやSNSなどを活用したホタルクスのブランディングです。自社製品のさらなる認知拡大とブランディングを通じてシェアの拡大を図ってまいります。
宮城
長年メーカーとして事業展開をしてきたホタルクスと、製造請負を基幹事業としてきたウイルテックとのシナジー効果や今後の可能性は非常に大きいものと考えています。それはEMS事業の枠組みに留まらず、グループ全体への広がりも期待しております。
山村
今後計画している滋賀工場を活用しての受託生産がまず挙げられます。ホタルクスが強みとする商品開発力、生産技術力、品質管理力が活かせると考えています。すでに3月から開始しているOEM(Original Equipment Manufacturing:相手先ブランド製造)による装置の組み立ては、その一例となります。また、可視光線以外の紫外線・赤外線に着目した「光」の新規事業は、その活用方法や販売チャネルで連携が期待できるとともに、ホタルクスの工事部門は、照明器具のLED化交換工事も担っており、グループ各社の取引先におけるオフィスや工場での需要の発生に応えることができます。

顧客企業における生産活動の活発化が予想され増収増益が達成できる見通し

Presenter
第33期(2025年3月期)につきまして経営環境も含め事業の見通しをお聞かせください。
宮城
マニュファクチャリングサポート事業における製造請負・製造派遣事業ですが、在庫調整も一服感が見えはじめ、徐々に生産活動が活発化していくとの予測を立てており、既存ならびに新規顧客に向けた営業強化を進めております。コンストラクションサポート事業は、第32期は技術者派遣事業において一部待機人員が発生しましたが、今後は解消されていく予想です。また、慢性的な人材不足の問題を抱える建築業界に向けては、未経験者への技術教育に力点を置いた取り組みを継続して行うとともに、高い技術力への需要に応えながら、引き続き二桁の伸長を計画しております。成長へ向けての体制づくりが整ったITサポート事業も、旺盛な技術者需要を背景に順調に業績を伸ばしていくと見ていますが、その一方で、生成AI等の最先端技術の進展などを鑑みると、高いスキルの技術者でなければ先行きが厳しいと認識しており、より一層の採用強化と教育に注力してまいります。EMS事業は、半導体製造装置関連が回復傾向にあり、受託製造事業・電子部品卸売事業の堅調な伸びが期待できます。
山村
ホタルクスの照明器具製造・販売事業については、住宅分野で、引き続き厳しい状況が予想されます。これは低価格の輸入品が照明器具市場を席巻していることが要因としてあり、当社を含めた国内メーカーは付加価値の高い製品に注力していくことになります。したがって、業績の向上に向けては、強みである生産技術を活かし、新製品開発を進展させることが課題です。その取り組みの進捗として、可視光線以外の紫外線などの「光」を使った新製品で、昨年9月発売のイチゴ病害虫抑制などを主とした「農業用照明シリーズ」に続き、今年2月には飲食店向けチャバネゴキブリ対策の「ごき減用(げんよう)ライト」など、害虫駆除効果に優れた新たな製品を開発リリースしております。また、顔認証等のセキュリティ分野での製品開発なども推進しています。
宮城
グループ全体の取り組みとしては、ホタルクスが加わったことで、EMS事業が総売上高の約4割を占め、中核事業と言える規模になってきました。それを踏まえ、改めて新年度は事業間・企業間での効果的なシナジーが発揮できる体制の構築を図っていく1年と位置付けました。それと同時に、技術者派遣分野をはじめとした高付加価値・成長分野への投資を継続して行ってまいります。人材需要の高まりとともに、高いスキルが求められる市場の動向に対し、的確に応えられるよう、グループ全体で質の高い教育の実現を第一に尽力してまいります。連結業績の見通しにつきましては、製造請負・製造派遣市場の回復期待とともに、グループ各事業の順調な成長と新たな価値創造で増収増益を達成していきたいと考えております。
 今後も引き続き、皆様のご支援ご鞭撻を賜りますとともに、当社グループへのさらなるご期待をいただけますようお願い申し上げます。

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